−しよう(な)(siyou5)−
・性に合う(しょうにあう) ものごとがその人の生来の性質または感覚、能力などにしっくり合う。また、その人の好みに合う。 例:「やもめ暮らしが性に合っている」
・情に厚い(じょうにあつい) 相手を思いやる心が豊かである。
・情に絆される(じょうにほだされる) 相手の情に強く引かれる。 ★「絆される」は、拘束されるの意味で、相手の情に引き付けられて心や行動の自由が縛られること。
・情に脆い(じょうにもろい) 人情に動かされ易い。
・少年老い易く学成り難し(しょうねんおいやすくがくなりがたし) 若いと思っているが直ぐに年老いてしまい、志(こころざ)す学問は遅々として進まない。年月は移りやすいので寸刻を惜しんで勉強せよということ。 出典:朱憙「偶成詩」「少年易老学難成、一寸光陰不可軽」
・正念場(しょうねんば)・性念場 1.歌舞伎や浄瑠璃などで、主人公になった役者がその役の性根(しょうね)を十分に発揮する最も重要な場面。「菅原伝授手習鑑−寺子屋」の首実検の場面など。 類:●性根場(しようねば) 2.転じて、最も肝心なところ。ここぞという大事な場面・局面。 例:「ここが正念場」
・小の虫を殺して大の虫を助ける(しょうのむしをころしてだいのむしをたすける) 小を犠牲にして大を守るということ。重要なものごとを保護し完成するために、小さなものごとを犠牲(ぎせい)にする。 類:●小を殺して大を生かす●小を捨てて大に就く