−しゆ(さ)(siyu3)−
・孺子教うべし(じゅしおしうべし) この子供は教育する値打ちがある、この子は見込みがあるということ。 出典:「史記−留公世家」「復還曰、孺子可教矣」 ★黄石公(こうせきこう)の化身である老父が、張良を見込んで言ったとされる言葉。
・豎子与に謀るに足らず(じゅしともにはかるにたらず) 考えの浅い者とは、重大なことについて相談しても仕方がないということ。 出典:「史記−項羽本紀」「嗟[ロ+矣]、豎子不足与謀。奪項王天下者、必沛公也。吾属今為之虜矣」<ああ、こんな青二才では大事を相談するに足りない。項王から天下を奪う者は、必ず沛公(劉邦)だ。我が一族は、彼の捕虜になるだろう> ★紀元前206年、鴻門(こうもん)の会のとき、劉邦暗殺を実行できなかった項羽に向かって、范増(はんぞう)が憤慨(ふんがい)して言った言葉。
・取捨選択(しゅしゃせんたく) 悪いものを捨てて、良いものを選び取ること。
・守株(しゅしゅ)
・種々雑多(しゅじゅざった) 色々なものが秩序なく混じり合っていること。
・豎子をして名を成さしむ(じゅしをしてなをなさしむ) つまらぬ相手に負けて功名を遂げさせてしまった。 出典:「史記−孫子呉起列伝」「乃自剄、曰、遂成豎子之名」 ★魏の軍師晁涓(ほうけん)が、馬陵(ばりょう)の戦いで斉の孫(そんぴん)に敗れ、自決するときに言った言葉。
・数珠繋ぎ(じゅずつなぎ・ずず〜) 数珠玉を糸で貫くように、多くのものを一繋ぎにすること。多くの人を一度に繋ぎ縛(しば)ること。
・数珠の実(じゅずのみ) 寺の飲食物。僧侶の食糧。
・数珠を切る(じゅずをきる) 1.仏の戒(いまし)めを破る。信仰を捨てる。改宗する。2.信念を捨てる。ものごとをふっつりと思い切る。諦(あきら)める。
・手足処を異にす(しゅそくところをことにす) 手足がばらばらになる。死刑になること。 出典:「史記−孔子世家」
・手足を措く所なし(しゅそくをおくところなし) 安心して身を置く場所がない。 出典:「論語−子路」
・首鼠両端(しゅそりょうたん) 疑い迷う心があって、どちらか一方に決め兼ねること。迷って形勢を見ていること。 類:●両端を持す 出典:「史記−灌夫伝・魏其武安侯伝」「与長孺共一老禿翁、何為首鼠両端」