−しゆ(ら)(siyu9)−
・修羅の巷(しゅらのちまた) 激しい戦闘や争乱が繰り広げられている場所。 類:●修羅場
・修羅の妄執(しゅらのもうしゅう) 修羅道に落ちた者が現世に対して抱く執念。
・修羅場(しゅらば・じょう) 1.仏教用語。阿修羅が帝釈天と争う場所。転じて、闘争や戦乱が激しい場所。血生臭いことが行われる場所。 2.芝居や講釈で、激しい戦いの場面を扱った部分。 類:●荒れ場 参考:阿修羅(あしゅら) インド神話の悪神。インドラ神(仏教では帝釈天)と戦うとされる。釈迦によって教化されたとみなす場合は、八部衆の一つとして仏教の守護神。また、六道の一つで、常に戦い合う世界の存在ともされる。日本では、興福寺の三面六手の像が有名。
・修羅を燃やす(しゅらをもやす) 阿修羅は猜疑(さいぎ)心や嫉妬の念が盛んなところから、疑いや妬(ねた)みの心を湧き立たせること。また、怒りの念を強く燃え立たせること。