−そひ(sohi)−
・楚人弓を遺れて楚人これを得(そひとゆみをわすれてそひとこれをう) 楚人が忘れた弓を楚人である私が拾う。自分専用のものでなくとも、その辺に落ちていたものでも構わないということ。物欲からの脱却を薦めるエピソードとして記された。 故事:「説苑」 楚の壮王の子・共王審が狩猟の際自分の弓を忘れてきたが、取りに戻ろうとした近侍たちに「楚の国の人が忘れた弓を楚の人が拾うだけのこと、わざわざ取りに行くことはない」と言った。