−そろ(soro)−
・揃いも揃って(そろいもそろって)[=に〜] 同じような類(たぐい)の者が揃うことを、強調した言葉。主に悪い意味合いで用いる。 例:「お前らは揃いも揃って腰抜けだ」
・算盤が合う(そろばんがあう) 計算が合う。また、採算が取れる。 類:●算盤に乗る●辻褄が合う 反:■算盤が持てぬ
・算盤が持てぬ(そろばんがもてぬ) 損益計算をして、利益が出ない。採算が取れない。商売にならない。 反:■算盤が合う■算盤に乗る
・算盤勘定(そろばんかんじょう) 算盤を弾(はじ)いて収支の計算をするということで、金銭上の損得や利害の計算をすること。
・算盤尽く(そろばんずく) 何ごとも損得を考えて行動すること。打算的なこと。 類:●儲けずく●勘定ずく●計算ずく ★「ずく」は接尾語<国語大辞典(小)>
・算盤高い(そろばんだかい) 利害損得の計算に敏感で細かい。打算的である。 類:●勘定高い●計算高い
・算盤の珠外れ(そろばんのたまはずれ) 1.計算した以外の金。帳簿に記載しない、表向きでない、余分な金。 2.一説に、算盤の珠が間に合わない、桁外れの大金のこと。
・算盤を弾く(そろばんをはじく) 1.算盤を用いて計算する。2.損得を計算する。損になるようなことはしない。
・算盤を枕にする(そろばんをまくらにする) 商人が、寝ている間も算盤を身辺から離さないで商売に打ち込む喩え。