−すこ(suko)−
・すごすごと 擬態語。 1.気落ちして元気がない様子。また、ひとり侘(わび)しく、しょんぼりとしている様子。 類:●しおしおと●悄然と 用例:謡曲・夜討曾我「兄弟すごすごと跡を見送りて、泣きて留まるあはれさよ」 2.元気なくその場を立ち去る様子。特に、目的を達成できずに引き下がる様子。 用例:笑・昨日は今日の物語−上「追立てられ、すごすごと帰りけるが」 用例の出典:昨日は今日の物語(きのうはきょうのものがたり) 笑話本。作者未詳。江戸時代初頭(慶長〜元和頃)。2巻。軽妙な笑話や狂歌、武将の逸話などを収め、時世を反映した破戒僧や男色の話が多く見られる。近世笑話の祖とされ、落語などの元とも言われる。
・頗る付き(すこぶるつき) 上に「頗る」という冠(かんむり)が付くほどであるという意味で、程度が甚(はなは)だしいこと。 例:「頗る付きの美人」 ★「頗る」は、「すこし」「すくなし」などの語根に、「ひたぶる」などの「ぶる」の付いたもので、「少し」の意を持つ「頗」の字の訓として用いられた。一方「頗」には「多い」「甚だしい」の意もあるために、その意の訓としても用いられるようになったといわれる<国語大辞典(小)>
・凄味を利かす(すごみをきかす) 相手を脅(おど)すような言動をする。脅迫する。