−すま(suma)−
・すまじきものは宮仕え(すまじきものはみやづかえ) するべきでないことは宮仕えであるという意味。城で仕えるということは、何かと気苦労が多く辛いものだから、できる限りするものではない。会社や官庁などに勤めるものではないということ。
・素股が切れ上がる(すまたがきれあがる) すらっと背が高い様子をいう喩(たと)え。特に、すらりとした女性を表わす場合に使う。 用例:浮・本朝二十不孝−1「すまた切れあがりて大男」 類:●小股が切れ上がる
・済まない(すまない)・済まん →済みません
・住まば都(すまばみやこ) 同じ住むのなら、鄙(ひな)びたところより都が良いということ。 ★「住めば都」と言うこともある。本来の「住めば都」とは、意味が違う。