−たま(か)(tama2)−
・玉が上がる(たまがあがる) 陰謀や策略であることが露見する。 ●種が分かる●種が割れる●ねたがばれる
・環の端無きが如し(たまきのはしなきがごとし) 輪になっている環のように、巡り巡って終わるところを知らないことの喩え。際限がないこと。 類:●耳金の端無きが如し
・魂消る(たまげる) 吃驚(びっくり)すること。驚くこと。 類:●肝を潰す●仰天する●たまぎる●たまがる ★「げる」は「きえる」の変化<国語大辞典(小)>
・卵に目鼻(たまごにめはな)
・卵の四角と女郎の誠(たまごのしかくとじょろうのまこと) 1.遊女に誠は有り得ないということ。2.有り得ないことの喩え。
・卵を温めるよう(たまごをあたためるよう) 鳥が卵を温めるように、非常に大切にすること。 類:●真綿で包むよう●蚕を繭でくるむよう
・卵を見て時夜を求む(たまごをみてじやをもとむ) まだ孵化(ふか)していない鶏卵のうちから時を告げることを期待する。転じて、あまりにも早計なこと。結果を急ぎ期待し過ぎることの喩え。 出典:「荘子−斉物論」
・卵を渡る(たまごをわたる) 割れ易い卵の上を歩くというところから、極めて危険なことの喩え。 類:●累卵の危うき●薄氷を踏む