−たる(taru)−
・樽抜き渋柿を笑う(たるぬきしぶがきをわらう) 「樽抜き」は、酒の空き樽に入れて酒気で渋味を抜いた渋柿のこと。元を糺(ただ)せば同じものなのに、樽抜き柿が渋柿を嘲笑(あざわら)う。自分の欠点を棚に上げて、他人の欠点を嘲笑うこと。 類:●目糞鼻糞を笑う
・達磨さん(だるまさん) 地口(じぐち)の一つ。 1.手も足も出ないこと。2.お足(=お金)が無いこと。
・足るを知る者は富む(たるをしるものはとむ) 今を満ち足りたものとし、現状に不満を持たない者は、満ち足りた心で生きていける。己の身の程を知り、それ以上を望まないことが、豊か生きるということである。 類:●知足●A
contented mind is a perpetual feast.(満足は永遠のご馳走である) 出典:「老子−三三」「自勝者強、知足者富」