−てあ(tea)−
・手足を擂粉木にする(てあしをすりこぎにする) 手足が疲れて棒のように感じられるほど、奔走すること。 類::●足を棒にする
・手足を伸ばす(てあしをのばす) 緊張した姿勢を解いて寛(くつろ)ぐ。気をゆったりとさせる。 類:●足を伸ばす●膝を崩す
・手当たり次第(てあたりしだい) あれこれと区別しないで、手に触れるものはどれでも構わないこと。それが何であるか、順序がどうであるかを考えないで行なう。 類:●手当たり放題●手当たり任せ●手当たり 例:「手当たり次第に投げ付ける」
・手合わせ(てあわせ) 1.勝負する。また、その勝負。 例:「お手合わせ願えますか」 2.初めて戦うこと。また、長く続く戦(いくさ)の初戦。 類:●緒戦 用例:太平記−16「菊池は手合わせの合戦に討勝つて門出吉と悦んで」 3.売買の契約を成り立たせる。 類:●手を打つ 4.剃(そ)る前に剃刀(かみそり)の刃を掌(てのひら)に当ててみる。また、研(と)ぐために手に擦(こす)り付ける。 用例:松の葉「櫛笥(くしげ)の眉垂(まゆだれ)手合わせし」 5.薬などを自分で調合すること。 用例:浮・日本永代蔵「秤(はかり)目の違ひなきやうに手合わせ念を入れ」