−ては(teha)−
・出歯龜(でばがめ・でばかめ) 覗きをする男、変態的なことをする男のこと。転じて、好色な男の蔑称。 ★女湯覗きの常習者で、明治41年(1908)に性的殺人事件を起こした出っ歯の植木職池田龜太郎という男の渾名(あだな)<国語大辞典(小)> 蛇足:「出歯」は報道した記者の誤りで、本当は出しゃばりの「出張(でば)」であったとする説もある。
・手八丁口八丁(はっちょうくちはっちょう) 腕も立ち、口先も達者であること。 類:●口も八丁手も八丁
・出端を挫く(でばなをくじく)[=折(お)る・もぐ] 始めようとする話や仕事を妨げる。始めようと意気込んでいるのを邪魔する。 類:●出端を折る●機先を制する●出端をもぐ●切っ先を折る
・手は見せぬ(てはみせぬ)[=を〜] 手を動かすのが極めて素早くてその動きを見せないということで、刀を抜く手も見せずに、直ちに、斬り付けること。即座に斬る。抜き打ちにする。
・出払う(ではらう) 1.人や車などが残らず出てしまって、いないこと。悉(ことごと)く出ている。 類:●出切る 用例:人情・春色恵の花−初「或とき家内は不残(のこらず)他行(デハラヒ)」 2.品切れになる。 例:「生憎(あいにく)、その商品は出払っております」