−てこ(teko)−
・梃入れ(てこいれ) 1.取引市場で、相場の思惑によって株価を人為的に操作すること。主に、下落する相場を買い支えること。2.不振な者や弱いところに、助力や援助を与えて順調に運ぶようにすること。 例:「財政面を梃入れする」
・手心を加える(てごころをくわえる) 相手との関係や事情によって、手加減をする。厳しさを緩(ゆる)める。 類:●手加減する●匙加減
・凸助(でこすけ) 1.出額(でびたい)の人を嘲(あざけ)って言う言葉。 類:●おでこ●でこ 2.人を罵(ののし)って言う言葉。 類:●でこぼこ野郎 ★「でこ坊」の、ぞんざいな言い方<新明解国語辞典(三)> 参考:でこ坊 〔「でくの坊」の変化「でこの坊」の略〕
将来が期待され、かわいくて仕方が無いが、育ちざかりで手のつけられない腕白小僧<新明解国語辞典(三)>
・梃子でも動かぬ(てこでもうごかぬ)
・手込め(てごめ)・手籠め 1.力づくで拘束して、危害を加えること。また、手痛い目に遭わせること。 類:●手込み 用例:天草本平家「これほど猪俣(いのまた)を手篭めにせうずる者こそおぼえぬ」 2.暴力で女性を犯すこと。強姦すること。
・手強い(てごわい) 1.従わせるには骨が折れる。容易に打ち勝てないほど強い。見縊(くび)ると痛い目に遭いそうである。 類:●手に余る●てづよい 用例:孟子抄−一「惣じて手こはい内の者を、もってはさてぞ」 2.強く激しい。また、居丈高(いたけだか)である。 例:「手強く出る」 用例の出典:孟子抄(もうししょう) 「孟子」の訳本。室町、文明年間か。7冊、14巻。・・・詳細調査中。
・梃子を入れる(てこをいれる) 1.不振を打開したり、弱い所を強化したりするために、外部から援助する。元気付ける。2.相場で、下落を食い止める。