−てす(tesu)−
・手ずから(てずから) 1.他人にさせないで、直接自分の手を下してする。自分の手で。 例:「領主が手ずから下さった品物」 用例:蜻蛉−中「物食ひて、てづから水飯(すいは)などする心ち」 2.一般に、動作、行為を間接的でなく、直接すること。 類:●自分で●自ら●手ずから自ら 用例:宇治拾遺−一・一八「てづから仰せさぶらふやう」 ★「つ」は助詞、「から」はそれ自体の意<国語大辞典(小)>
・手ずから自ら(てずからみずから) 自分自身で。自分みずから。 用例:平家−五「手づからみづから御願文をあそばひて」
・出過ぎる(ですぎる) 1.程度を越えて出る。他よりも余計に出る。 例:「濃く出過ぎたお茶」 2.分際(ぶんざい)を越えて生意気な言動をする。差し出がましい言動をする。 類:●でしゃばる 用例:人情・春色梅美婦禰−三「こんな事を言ふのは出過(デスギ)た事をいふ様で」 例:「出過ぎた真似をするな」
・出ずっぱり(でずっぱり) → 出突っ張り