−てを(さ)(tewo3)−
・手を下げる(てをさげる) 1.(両手を下に付ける意) 謝(あやま)る。詫(わ)びる。謝罪する。 類:●手を突く 2.遜(へりくだ)る。諂(へつら)う。 類:●下手に出る 用例:浮・日本永代蔵−一「みなみな、手をさげて、旦那旦那と申ぬ」 3.屈服する。降参する。
・手を締める(てをしめる) 1.商談、約束、または和解が成立した印に参会者が揃って手を打つ。会合の終わりなどを祝って、一同が拍手する。類:●手締めをする 2.転じて、目出度く結着を付ける。
・手を擦る(てをする) 揉み手をする。両手を揉み合わせる。懇願、謝罪、畏敬、または感謝するときの仕種(しぐさ)。
・手を添える(てをそえる) 助力する。手伝う。 類:●手を貸す
・手を袖にする(てをそでにする) 何事もしないでいる。手出しもしないでいる。 類:●手を拱く
・手を染める(てをそめる) 手を付ける。し始める。事業などに関係する。 類:●手を付ける 反:■手を切る■手を引く■足を洗う 例:「相場に手を染める」「悪事に手を染める」