−てを(な)(tewo5)−
・手を直す(てをなおす) 先手と後手と代わる。 用例:源氏−手習「御碁を打たせ給へといふ<略>てなほして打つ」
・手を握る(てをにぎる) 1.危ない場面や緊迫した場面を近くで見ていて、はらはらする。また、見ていて緊張したり興奮したりする。 類:●手に汗を握る 2.仲直りする。和解する。3.強力して事に当たる。同盟する。
・手を抜く(てをぬく) すべきことをしないで手数を省(はぶ)く。好い加減な仕事で済ませる。 類:●手も心も抜く●四角な座敷を丸く掃く 例:「工事の手を抜く」
・手を濡らさず(てをぬらさず) そのことに少しも骨を折らないで。苦労しないで。
・手を濡らす(てをぬらす) 自分の手を濡らすという意味から、苦労してものごとに取り組むこと。 類:●手を汚す
・手を舐る(てをねぶる) 事に着手しようとして、勇気を奮い起こす。 類:●手に唾(つばき)す●手薬煉(てぐすね)を引く
・手を伸ばす(てをのばす) 今までしなかった事をやってみる。勢力を広げる。 類:●手を広げる●手広くする