−てを(や)(tewo8)−
・手を焼く(てをやく) 1.失敗して懲(こ)りる。2.処置に窮(きゅう)する。 類:●持て余す ★「焼き餅焼くとて手を焼くな」(嫉妬に狂った者を扱うのは骨が折れる。周りの者まで手を焼く)からか。
・手を許す(てをゆるす) 囲碁で、待ったを許す。転じて、処置を寛大にする。
・手を緩める(てをゆるめる) 今までの厳しい追及や取り締まりなどを、少し手加減してやる。 類:●手心を加える 例:「拷問の手を緩める」
・手を良く(てをよく) 1.体(てい)良く。また、巧い具合いに。要領良く。 用例:浮・好色一代男−六「手をよく退(のき)てあそびを替る」 2.気前良く。 用例:浮・好色二代男−二「大晦日前に八木の一俵も、手をよくとらせて」
・手を汚す(てをよごす) 自分の身体で実際に体験し、その苦労を味わってものごとを行なう。また、悪いこと・好ましくないことを行なう。 類:●手を濡らす