−ちき(tiki)−
・知己(ちき) 1.自分の気持ちや考えをよく知っている人。自分をよく理解してくれる人。 類:●親友 出典:「史記−刺客列伝・預譲」「士為知己者死」 参照:士は己を知る者の為に死す 2.知人。友人。知り合い。 例:「あいつとは十年来の知己だ」
・遅疑逡巡(ちぎしゅんじゅん) 「遅疑」も「逡巡」も、躊躇(ためら)ったり迷っていたりしている様子を意味する。ものごとが色々な障害にぶつかって捗(はかど)らないこと。 類:●躊躇逡巡(ちゅうちょしゅんじゅん)
・池魚の殃い(ちぎょのわざわい)
・池魚籠鳥(ちぎょろうちょう) 池の魚と籠の中の鳥。不自由な身の上のこと。身体が束縛されて自由でない喩え。特に、宮仕えに縛られて、悠々自適の理想的な生き方ができない我が身を嘆いて使う。 類:●籠の鳥 出典:「文選−潘岳・秋興賦序」「譬猶池魚籠鳥而有江湖山藪之思」
・契りを結ぶ(ちぎりをむすぶ)[=交(か)わす] 1.互いに契る。約束を取り交わす。 用例:宇津保−俊蔭「この日の本の国に契むすべる因縁あるによりて」 2.夫婦の縁を結ぶ。また、義兄弟の関係になる。 類:●契りを籠(こ)む
・千切れても錦(ちぎれてもにしき) 細かく切れてしまっても、錦織の布はそれだけの価値があるという意味で、良質のものは、仮令(たとえ)壊れてしまっても、それ相当の実質的な価値は失われないものである。 類:●腐っても鯛