−ちを(tiwo)−
・血を受ける(ちをうける) 先祖や父母の性格的、身体的特質を受け継ぐ。 類:●血を引く●血統を引く
・地を易うれば皆然り(ちをかうればみなしかり) 人は皆、地位や境遇によって、その意見や行為には違いがあるが、その立場を取り替えてみれば、相手の意見や行為も理解でき、言動が一致する。 出典:「孟子−離婁・下」「曾子子思同道、曾子師也、父兄也、子思臣也、微也、曾子子思易地則皆然」
・血を歃る(ちをすする) 古代、中国で盟約の時、犠牲(いけにえ)の血を啜ったところから、固く誓うこと。 出典:「礼記−曲礼・下、疏」
・血を流す(ちをながす) 喧嘩や争い事などで、死者や負傷者が出ること。 類:●血を見る●血が流れる●血の雨が降る
・血を吐く思い(ちをはくおもい) 酷く辛い思い。極めて悲しい思い。 類:●断腸の思い
・地を掃う(ちをはらう) なにも残らないで、全てなくなってしまう。すっかり廃(すた)れてしまう。 出典:「漢書−魏豹伝・賛」
・血を引く(ちをひく) 1.血筋を受ける。 例:「あれでも貴族の血を引いているらしい」 2.親や先祖から資質や性格を受け継ぐ。 類:●血を受ける 例:「若禿げは祖父の血を引いているせい」
・血を見る(ちをみる) 争いで血が流れる。喧嘩や暴動などで死傷者が出る。 類:●血が流れる●血の雨が降る●血を流す
・血を分ける(ちをわける) 血縁の関係にある。親子・兄弟である。 例:「血を分けた母子」