−とみ(tomi)−
・左見右見(とみこうみ) あちらを見たり、こちらを見たりすること。 類:●矯めつ眇めつ用例:伊勢−二一「いづかたに求め行かむと門に出でて、と見かう見みけれど」 ★一説に、「み」は互いに相反する二つの事柄を並べて表現するときに付ける接尾語で、あちこちの意とする<国語大辞典(小)>
・富は屋を潤し、徳は身を潤す(とみはおくをうるおし、とくはみをうるおす・いえを〜) 財産が豊かであれば家が栄え、徳行(とっこう)を積めば、その身が尊(とうと)く立派になる。
・富を突く(とみをつく) 江戸時代の富籤(とみくじ)で、当たりを決めるために錐(きり)で木札を突く。