−との(tono)−
・堵の如し(とのごとし) 大勢の人が集まって、垣根を巡らしたように立ち並ぶ。人垣を築く。また、見物人が多いことの喩え。 出典:「晋書−衛カイ伝」
・砥の如し(とのごとし) 道路などが、砥石(といし)の表面のように平らなこと。 出典:「詩経−小雅・大東」
・殿様仕事(とのさましごと) 費用も時間も気にせず、気長にする仕事。
・どの面下げて(どのつらさげて)[=顔(かお)下げて] どのような顔をして。何の面目があって。当然恥ずかしさを感じるところなのに、それを感じないのを罵(ののし)って言う。 類:●図々しくも
・どの道(どのみち) いずれにしても。どういう経過を辿(たど)ってもいずれ同じ結果になるという場合に使う言葉。 類:●どっちみち●どっちへ転んでも 用例:伎・お染久松色読販−序幕「どの道わしはお糸を欺して」 例:「どの道死ななければならない命」