−とう(な)(tou5)−
・堂に入る(どうにいる) 1.学問・技芸、その他修練を必要とする事柄について、よく身についてその深奥に達している。2.転じて、すっかり慣れて身に付く。 類:●堂に升り室に入る●堂奥に入る 例:「堂に入った司会ぶり」
・問うに落ちずに語るに落つ(とうにおちずにかたるにおつ)
・盗に食を齎す(とうにしょくをもたらす) 盗人に食べ物を与えるという意味で、自分に危害を及ぼす者を助けて、却(かえ)って、己の身を危うくするということの喩え。 類:●盗人に鍵を預ける●敵に糧●寇に兵を籍し盗に糧を齎す●盗人の提灯持ち 出典:「戦国策−秦策」
・堂に升り室に入る(どうにのぼりしつにいる) 「堂」は中国の建物で表の客間、「室」はその奥座敷のこと。学問や技芸は上達したが、いまだ奥義を究めていないことの喩え。 故事:「論語−先進」 孔子が子路の学問について、建物には登ったがその奥にある部屋にはまだ入っていないと評した。
・疾うの昔(とうのむかし) 随分前。ずっと前。 類:●疾っくの昔