−つほ(tuho)−
・壺に嵌まる(つぼにはまる) 1.急所を外(はず)さない。勘所(かんどころ)を押さえる。 類:●的を射る●正鵠を得る●肯綮(こうけい)に当たる ★「つぼ」は、三味線、琵琶などで、一定の高さの音を出すために、左手の指先で弦を押える場所。押さえ所。勘所。 2.こちらの見込んだ通りになる。 類:●図星に当たる●図に当たる ★「壺」は、賽子(さいころ)賭博で振る壺のことで、思った通りの賽子の目が出るという意味から転じて言う。→「思う壺に嵌まる」
・壺を被る(つぼをかぶる)[=被(かず)く] 失敗する。損をする。 ★「徒然草−五三」の、鼎(かなえ)を被った法師が頭から抜けなくなって失敗した故事に基づく語か<国語大辞典(小)>