−つい(tui)−
・追従も世渡り(ついしょうもよわたり) お世辞やおべっかを言って人に諂(へつら)うのも、世渡りの一つの手段として止むを得ないことである。 類:●嘘吐き世渡り上手●嘘を吐かねば仏になれぬ●嘘も方便●嘘も誠も話の手管(てくだ)●嘘は世の宝 反:■正直は一生の宝■嘘吐きは泥棒の始まり■嘘を言えば地獄に落ちる
・付いて回る(ついてまわる) 離れずに付き従う。比喩的に、ある気持ちや考え方などが、いつまでも付き纏(まと)う。 例:「どこへ行っても悪い噂が付いて回る」
・終の煙(ついのけぶり) 火葬の煙。 用例:続拾遺−雑下「いかにせん終の煙の末ならでたちのぼるべき道もなき身を」 用例の出典:続拾遺和歌集(しょくしゅういわかしゅう) 12番目の勅撰集。20巻。歌数は約1460首。建治2年(1276)亀山院の院宣により藤原為氏が撰し、弘安元年(1278)成立。撰歌の範囲を「拾遺集」以降に限り体裁も同集に従う。代表歌人は為家・後嵯峨院・定家・実氏・俊成など。続拾遺集。
・終のこと(ついのこと) 最後には必ずそうなること。いつかはそうなること。
・終の住処(ついのすみか) 最後に落ち着く場所。終生住むべきところ。また、死後に落ち着くところ。
・終の道(ついのみち) 人が最後には行かなければならない、あの世への道。 類:●死出の道 出典:「古今和歌集」
・終の別れ(ついのわかれ) 最後の別れ。死別。 類:●永久(とわ)の別れ