−つん(tun)−
・つんけん 機嫌が悪かったり、不親切であったりして、言葉付きや態度が刺々(とげとげ)しい様子を表わす言葉。不愛想(ぶあいそう)な様子。 類:●つんつん●突っ慳貪(つっけんどん)●けんもほろろ 例:「つんけんした女」
・つんつるてん 1.身長に比べて着物の丈(たけ)が短くて、手足が出ていること。また、その様子。 例:「つんつるてんのズボン」 2.頭が完全に禿(は)げていること。
・積ん読(つんどく) 造語。書物を買ったまま読まないで、ただ積んでおくこと。 ★「積んでおく」の意に「読書」の「どく」を掛けたしゃれ<国語大辞典(小)>
・聾桟敷(つんぼさじき) 1.江戸時代の劇場で、正面二階桟敷(さじき)の最後方の観客席。舞台から最も遠く、台詞(せりふ)がよく聞こえないところからの称だが、見巧者(みごうしや)が集まった。現在の三階席、立ち見席に当たる。 類:●大向こう●百桟敷 2.当事者であるにも拘(かか)わらず事情を知らされないこと。
・聾に耳擦り(つんぼにみみこすり) 無駄な骨折り。
・聾の立聞き(つんぼのたちぎき) 何の役にも立たないこと。 ★また、「そりゃ聞こえん」と続けて、酷(ひど)い、無理、無法の洒落としても用いる<国語大辞典(小)>
・聾の早耳(つんぼのはやみみ)