−つち(tuti)−
・土一升に金一升(つちいっしょうにかねいっしょう)
・土が付く(つちがつく) 力士が相撲で負ける。また一般に、勝負に負ける。
・槌で庭を掃く(つちでにわをはく)[=家を掃く] 1.急な客に慌てふためきながらも、手厚く持て成そうとすること。 類:●横鎚で庭を掃く 2.転じて、露骨(ろこつ)に世辞を言ったり、追従(ついしょう)したりすることの喩え。
・土になる(つちになる)・土となる 1.朽ちたり腐敗したりして、土に変わる。2.死ぬ。死亡する。 類:●土に返る
・土のよう(つちのよう) 顔の色が土のように青黒く見えるということ。病人が顔色の悪い様子。恐怖を味わった人の青ざめた顔色。 類:●土色●土気色
・土仏が夕立に逢ったよう(つちぼとけがゆうだちにあったよう)[=遭ったよう] 土で作った仏様は雨で流されてしまうところから、しょんぼりとして見る影もない様子であること。みすぼらしく悄然としている様子。
・土仏の水遊び(つちぼとけのみずあそび)[=水なぶり・水狂い] 土が水中で溶けて崩れてしまうところから、危険が身に迫ることを知らないで、自分で自分の身を破滅に導くこと。身の程知らずなことをして、自分を破滅させること 類:●土人形の水遊び●雪仏の湯好み●雪仏の湯嬲(なぶ)り●雪仏の水遊び
・土を齧る(つちをかじる) 土を齧ってでも生き抜くという意味で、貧乏な生活に耐えて生き延びること。