−うく(uku)−
・鶯鳴かせたこともある(うぐいすなかせたこともある) かつては、梅の花のように美しく色香もあって、鶯を留めて鳴かせたように異性を騒がせたものだ。嘗(かつ)ては盛りの時もあった。
・鶯の卵の中の時鳥(うぐいすのかいごのなかのほととぎす) 「かいご」は卵のこと。時鳥は自分で子を育てないで、鶯の巣の中に卵を生んで孵(かえ)させるところから、子でありながら子でないということ。 出典:万葉−1755「之生卵乃中爾霍公鳥(うぐひすのかひごのなかにほととぎす)独り生まれて汝(な)が父に似ては鳴かず汝が母に似ては鳴かず」