−わす(wasu)−
・煩い付く(わずらいつく) 病気に罹(かか)る。病気になる。病み付く。 用例:滑・浮世床−初「ぶらぶらとわづらひ付(ツイ)たが」
・忘れ形見(わすれがたみ) 1.忘れないようにと遺しておく記念の品。2.父が死んだとき、母の胎内にあった子。遺腹。また、一般に親の死後に遺された子や子孫をいう。 類:●遺児
・忘れ草(わすれぐさ)[=萱草] 1.植物「萱草(かんぞう)」の異名。身に付けると憂さを忘れると考えられていた。2.「くさ」は種(たね)の意味。憂さや心配を忘れさせるもの。 用例:後撰−恋五 「忘れ種とぞ今はなるらし」 3.「煙草(タバコ)」の異称。
・忘れん坊(わすれんぼ・わすれんぼう) 忘れ易い人。すぐ忘れる人。