−やい(yai)−
・刃に掛かる(やいばにかかる) 刃物で殺される、斬られる。
・刃に掛ける(やいばにかける) 刃物で殺す、斬る。
・刃に伏す(やいばにふす) 刃の上に身を伏せるという意味で、自害すること。刃で身を貫く。 類:●剣に伏す
・刃の傷は癒すべきも、言葉の疵は癒すべからず(やいばのきずはいやすべきも、ことばのきずはいやすべからず) 刀剣で受けた傷は治せるが、言葉によって受けた心の疵は治すことができない。一度口にした言葉は元に戻らないから、言葉は良く選んで慎むべきだということ。
・刃の験者(やいばのげんじゃ) 効験が刃のように鋭く、霊験が新(あらた)たかな修験者(しゅげんじゃ)。
・刃を迎えて解く(やいばをむかえてとく) 竹を割るように刃物が向かうままに裂けるという意味から、ものごとが非常に易しくできること。 出典:「晋書−杜預伝」 参考・人物:杜預