−やむ(yamu)−
・野無遺賢(やむいけん) 《四熟》 官の任用から漏れた在野の賢人はいないはずだということ。賢人は全てしかるべき官庁に登用され、立派な行政が行なわれること。 出典:「書経−大禹謨」「允若茲、嘉言罔攸伏、野無遺賢、萬邦咸寧」
・止む方なし(やむかたなし) 止(とど)める方法がないという意味から、仕方がないということ。 類:●止むを得ない●止むことを得ず●止むなし
・止むなし(やむなし) 止(とど)まることがないという意味から、仕方がないということ。 類:●止む方なし●止むを得ない●止むことを得ず
・止むに止まれぬ(やむにやまれぬ)[=ず] 止めようとしても止められない。そうしないではいられない。
・病む身より見る目(やむみよりみるめ)・看る目 病気になっている者も辛(つら)いが、それを看病している者の方がもっと辛いということ。「病む目より見る目」とも。
・止むを得ない(やむをえない)[=得ず・得ん] 仕方がない。どうしようもない。 類:●理(わり)無い●拠所(よんどころ)ない●止むなし 例:「止むを得ない理由」