−やた(yata)−
・屋台骨(やたいぼね) 1.屋台を構成する骨組み。また、家屋の柱、梁、桁(けた)など。2.家の構え。店構え。3.家や家業を経済的に支える資力。また、転じて、それを生み出す働き手や主要人物。 類:●身代(しんだい)
・矢立の初め(やたてのはじめ) 矢立の使い始め。また、旅日記などの書き始め。 参考:矢立て(やたて) 近世、腰に差して携行した筆記具。墨壺に筆のはいる筒を付けて、帯に挟むようになっている。
・矢鱈(やたら) 順序・秩序・節度などがないこと。筋が通らないこと。 類:●無茶苦茶●無闇 用例:滑・浮世床−二「小僧がうたった唄は、やたらと流行(はやる)が」 例:「矢鱈なことをするんじゃない」 ★雅楽の「やたらびょうし(八多羅拍子)」からか。拍子が早くて調子が合わないところからという。「矢鱈」は当て字<国語大辞典(小)>