−やつ(yatu)−
・八つ当たり(やつあたり) 1.目当てもなくあれこれとことを行ない、偶然に、ある結果を得ること。 類:●紛(まぐ)れ当たり 2.誰彼の区別なく当たり散らすこと。怒りを関係のない人にまで撒き散らすこと。
・厄介になる(やっかいになる」) 生活の面倒を見て貰う。宿や食事の世話をして貰う。 類:●世話になる
・厄介払い(やっかいばらい) 厄介なものごとや厄介者を追い払うこと。邪魔者を放逐(ほうちく)すること。
・厄介もっかい(やっかいもっかい) 「厄介」を強めて言った言葉。
・やっかむ 他人のことを妬(ねた)む。羨(うらや)む。 類:●妬む●嫉(そね)む●焼き餅を焼く 用例:雑俳・柳多留−二「さる廻し子はやっかんで跡を追ひ」 ★多く、関東地方でいう。<国語大辞典(小)>
・矢継ぎ早(やつぎばや) 1.矢継ぎが早いこと。矢を続けて射る技が早いこと。 用例:平家−四「競はもとよりすぐれたるつよ弓精兵(せいびよう)、矢継早の手きき」 2.ものごとを続けざまに手早くすること。次々に俊敏にする様子。畳み掛けてする様子。 例:「矢継早に質問する」
・八つ子も癇癪(やつごもかんしゃく) 幼い子供でも癇癪を起こされると手強(てごわ)いものである。弱くても侮(あなど)れないということの喩え。 類:●一寸の虫にも五分の魂
・遣っ付け仕事(やっつけしごと) 間に合わせの、好い加減な仕事。雑な仕事。また、その場限りの仕事。