−やや(yaya)−
・稍あって(ややあって)[=ありて] 暫(しばら)くして。少し時が経って。
・動もすれば(ややもすれば) ものごとが、兎角(とかく)そうなりがちであるということ。 類:●何かにつけて●ともすれば●どうかすると●またしても●動もすると●動もせば 用例:源氏−若菜上「ややもすれば、花の木に目をつけてながめやる」 例:「動もすれば、安易な道を選びがちだ」 参考:「後漢書−南匈奴」「歳時賞賜、動輒億万」<歳時賞賜し、動(ややもす)れば輒(すなは)ち億万なり(毎年金品や官位を与え、どうかするとすぐに億や万になってしまう)> ★「ややもすると」は、「稍」と同源で、「弥」を重ねたものから。漢語の用法「動」に読みを当てたもの。