−よそ(yoso)−
・余所に聞く(よそにきく) 自分とは直接関係のないこととして聞くということで、他人事として聞き流すこと。また、聞こえない振りをすること。
・余所にする(よそにする)[=なす] 好い加減にして、それを顧(かえり)みないでいる。疎(おろそ)かにする。放っておく。
・余所になる(よそになる) 1.疎遠になる。2.関心がなくなる。そっちのけになる。
・他所に見る(よそにみる) 人事(ひとごと)のように見る。
・余所の花は良く見える(よそのはなはよくみえる) 他人のものは何でも良いものに見える。  類:●隣りの花は赤い
・余所余所しい(よそよそしい) 1.関係がない。無関係である。 用例:狭衣−三「あなうたて、いとよそよそしきことをもしらせ給にけるかな」 2.打ち解けない様子である。親しみを持たない。他人行儀である。特に、これまで親しくしていた間柄について言う。 類:●隔(へだ)てがましい●疎々(うとうと)しい 用例:狭衣−二「よそよそしからんもてなしに」 例:「今日の彼女は変に余所余所しかった」