−ゆみ(yumi)−
・弓折れ矢尽きる(ゆみおれやつきる) 戦いに散々に負けた状態。また、力尽きてどうにもしようがなくなった様子。 類:●刀折れ矢尽きる
・湯水のように使う(ゆみずのようにつかう) 金銭を、あるに任せて無駄遣いすること。
・弓と弦(ゆみとつる) 曲がっているものと真っ直ぐなもののこと。また、回り道と近道のこと。
・弓取る方(ゆみとるかた) 弓を持つ方(ほう)。左方や左手のこと。
・弓の弦を切る(ゆみのつるをきる) 弓の弦を断ち切って、降服の意向を示す。
・弓は袋に太刀は鞘(ゆみはふくろにたちはさや) 天下が穏やかで、武力を振るう必要がないこと。太平な世。
・弓は袋を出ださず(ゆみはふくろをいださず) 天下が太平になって、弓の用がなくなる。 類:●弓を弓袋にす
・弓も引き方(ゆみもひきかた) 1.矢は、弓の引きようによって、的に当たったり外れたりするということ。2.また、自分に関係のある者を贔屓(ひいき)にすること。 類:●相撲も立つ方
・弓を鳴らす(ゆみをならす) 悪霊、魔、汚(けが)れなどを退散させる呪(まじな)いとして、弓の弦を引いて鳴らす。 類:●鳴弦する●弦打ちをする
・弓を外す(ゆみをはずす) 弓の弦を外す。戦闘や武装を解除する。
・弓を引く(ゆみをひく) 1.悪霊、魔、汚(けが)れなどを退散させるために、弦の音を響かせる。2.弓に矢を番(つが)えている。3.手向かう。反抗する。敵対する。 類:●楯突く●歯向かう 例:「主人に弓を引く」
・弓を弓袋にす(ゆみをゆみぶくろにす) 天下が太平になって、兵器の用がなくなる。 類:●弓は袋を出ださず