男性の服装も、女性の場合と同じように時間帯と参列者の立場で、いろいろ礼装を使い分けます。
<和装>
正礼装・・・五つ紋付羽織袴。羽織と羽織下の着物は黒の無地。白く家紋が染め抜いてあるもので、袴の縞は、年配向きは幅が狭く、手に白い扇子を持つのが正式。草履は畳表で、鼻緒の色は白。
<洋装>
男性のゲストの8割方は、ブラックスーツ。ブラックスーツは、黒無地スーツの総称。昼夜兼用、しかも慶事にも弔事にも着用できます。
正礼装・・・昼の装いは、モーニングコート(グレートと黒、または白と黒のストライプのズボン)やディレクターズスーツ(グレーか黒のストライプか白の千鳥格子のズボン、ベスト着用)を着用します。社長や、部長といった要職にあり主賓として出席する場合、きちんと正装に身を包む必要があります。夜の装いでは、燕尾服(テイルコート)、タキシード(シングル一つボタンが基本。ダブルは4つ、6つボタン)になります。
かなり格式の高い披露宴でなければ、ブラックスーツで十分です。
準礼装・・・直属の上司でスピーチを頼まれた時などは、ブラックスーツの準礼装。新郎新婦の友人・知人として出席する場合もブラックスーツにシルバータイが定番。シャツをカラーのドレスシャツに変え、色物のネクタイをプラスしてすれば、おしゃれな装い間違いなし!
略礼装・・・昼夜の略礼装として着られるのが、ダークスーツです。濃紺やチャコールグレー、こげ茶などの無地が基本。二次会などカジュアルなパーティーなら、
明るめの色のネクタイにしてもOK。ポケットチーフ、タイピンを加えるのもおしゃれです。