本家と分家に分れた一族がお互いの家を訪ねてお正月を祝ったのが、年始回りの始まり。「年賀」「年礼」ともいいます。

現在では実家や親類、そのほか特にお世話になった上司や知人、仲人の家を、松の内(7日まで)に訪問することが多いですね。仲人やお世話になった方への挨拶回りは、元旦を避けると良いでしょう。

頼まれ仲人の場合でも結婚後3年はお年始の挨拶をするのが一般的。それ以降は年賀状での挨拶に切り替えてもよいでしょう。子どもさんのいらっしゃる家庭ならお年玉を用意ると喜ばれますよ。

お歳暮をしていないなら、御年賀を用意しましょう。「御年賀」は1,000〜3,000円程度のお菓子や果物などがいいと思います。あまり高価なものだと相手に気を遣わせてしまいます。

 午前中はゆっくりされる家庭も多いですので、訪問は午前中からお昼の食事時までは避けたほうが無難。午後1時から2時ぐらいを目安に伺い、玄関先だけで失礼するのがマナーです。
身なりは派手すぎず地味すぎず、折り目正しく、スーツなどある程度改まった服装で伺うのがマナーでしょう。