12月は日頃は落ち着いているお坊さん(師)でさえ走り回るほど忙しい月という意味から「師走」とよばれるようになりました。仕事を納める月「仕果つ(しはつ)月」から「しわす」と呼ばれるようになったと言われています。旧暦では冬の終わりにあたるので、「晩冬」や「春待月」などと呼ばれることもあります。
行事カレンダー
7日ごろ 大雪
8日 針供養
13日 正月事始め
中旬〜下旬 都市の市
22日ごろ 冬至
25日 クリスマス
28日 官公庁御用納め
31日 大みそか
12月13日は正月事始めといい、古くから正月の準備を始める日とされています。昔は門松に使う松を切りに行ったり、料理に使う薪を取りに出かけたりしたそうです。本来はすす払いから始めるしきたりがあり、「すす梵天」と呼ばれる道具を使って行われていました。
現在でも神社や寺などでは行われていますが、一般の家庭では日程にこだわらなくなり、年末に大掃除をすることがこれにあたっています。日程にはこだわらなくてもよいですが、正月の準備は計画を立て、効率よく行うようにしましょう。