春のお彼岸はいつを指すのでしょうか。正しくは「彼岸会」といい、春彼岸は3月21日(春分の日)を中心とする7日間です。初日3月18日ごろを「彼岸の入り」、真ん中にあたる春分の日3月21日ごろを「彼岸の中日(ちゅうにち)」終日を「彼岸の明け」といいます。
お彼岸は、故人の好物とともに、春の牡丹にちなんだ「ぼた餅」を仏壇に供え、先祖の供養をしたり、お墓参りをする行事です。お墓参りには、線香とお花のほかに彼岸だんごを持参し、できるだけ家族そろって出かけましょう。
春分の日は、昼と夜の長さが同じになり真西に沈みます。「彼岸」とは仏教用語で現世、つまり此岸に対して西方にある仏の世界を指します。彼岸にいる先祖を供養し、同時に自分も彼岸にいけるように祈る習わしが生まれました。
ちなみに、牡丹の季節に近い春がぼた餅、萩の季節に近い秋がおはぎと言います。