清明(せいめい)とは、二十四節気の1つです。4月5日ごろ(4日とも)春分から数えて15日目に当り、暦のうえでは陰暦3月、この日から穀雨までの期間をさします。

 暦便覧には「万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれるなり」と記されています。この時期は、万物がすがすがしく明るく美しいころ。渡り鳥達が北へ帰り始め、つばめが飛来し、虹が空にあらわれはじめ、さまざまな花が咲き乱れ、木々が盛んに新しい芽を吹き始める気候としています。二十四節気の第5節目で、太陽の黄継が15度の時点に来たことを示します。

ちなみに、中国で清明節は祖先の墓をお参りして、草むしりをして墓を清める日とされています。

 沖縄県では「しーみー」と発音して、清明祭とも呼ばれています。中国の風習と同じく墓参りに行きます。中国とちょっと違うのは、墓の前で親類が揃って食事を楽しむところ。賑やかな子孫達の来訪に、ご先祖もきっと喜びますね。