穀雨(こくう)とは二十四節気のひとつで、太陰暦を使用していた時代に、季節を現すための工夫として考え出されたものです。4月20日ごろを指し、この日から立夏までの期間をいいます。

 1年を24等分にし、その区切りに名前をつけたもの。現在でも季節の節目節目に、これを示す言葉として使われています。 二十四節気の月日は、年毎に微妙に変化します。

 穀雨の意味は、百穀を潤し、芽を出させる雨のことです。田んぼや畑の準備が整い、それに合わせるように、柔らかな春の雨が降る頃のこと。この頃より変りやすい春の天気も安定し日差しも強まります。穀雨の終わりごろに八十八夜がある。 暦便覧には「春雨降りて百穀を生化すればなり」と記されています。