現在は、一般に七月十三日を盆行事のとしており、この日にお寺やお墓参りをします。お盆の間は先祖の霊が帰ってくるとされています。

お盆のしきたりとして迎え火がありますが、迎え火は先祖が帰ってくる13日の夕方に炊きます。「おがら」とよばれる麻の茎を家の門前で燃やす習わしです。精霊が家に帰るのに迷わないようにといわれます。

先祖の霊の乗り物となる野菜の馬と牛は頭を家にむけます。
※きゅうりの馬となすの牛は、野菜に爪楊枝を刺して足をつけて作ります。お盆の終わる15日のまで、食事と水を欠かさず供えます。

送り火は16日に、迎え火と同様に行いますが、先祖の霊の乗り物となる野菜の馬と牛は外に頭を向けます。

 送り火でよく知られているのは、京都東山の大文字焼きや精霊流しや灯篭流しなどです。