日増しに夜が長くなる「夜長月」から、9月は「長月」と呼ばれてます。また、長雨の時期であるからという説もあります。別名で、菊月や菊咲月などの名称もあり、9月は各地で菊のお祭りも多く開催されています。他にも紅葉月や暮秋という異名もあります。

行事カレンダー
1日 防災の日
1日ごろ 二百十日
8日ごろ 白露
9日 重陽の節句
第3月曜日 敬老の日
20日ごろ 彼岸入り
23日ごろ 秋分の日

 秋といえばお月見、これは旧暦の8月15日に満月を観賞するという行事です。新暦では9月中旬から下旬にあたり、「十五夜」や「中秋の名月」と呼ばれ、一年で一番きれいな月が見られるといわれています。

日本のお月見は、秋の畑作物の収穫を祝う行事でもあるので、月見団子やおはぎだけでなく、里芋や梨などの作物を飾る地域もあります。
そして、秋の七草(萩、尾花、葛、撫子、女郎花、藤袴、桔梗)のうちの尾花(すすき)を花瓶にさして飾り、家族が集まって満月を眺めます。もともとは中国の伝統的祭日「中秋節」が起源といわれています。