「彼岸」はサンスクリット語の「波羅密多」から来たものといわれ、煩悩と迷いの世界である【此岸(しがん)】にある者が、「六波羅蜜」(ろくはらみつ)の修行をする事で「悟りの世界」すなわち「彼岸」の境地へ到達することが出来るというものです。

 太陽が真東から上がって、真西に沈み昼と夜の長さが同じになる春分の日と秋分の日を挟んだ前後3日の計7日間を「彼岸」と呼び、この期間に仏様の供養をする事で極楽浄土へ行くことが出来ると考えられていたのです。

お彼岸とはお墓参りを行い故人を偲ぶものです。お彼岸を迎えるには次のような準備をします。

●お仏壇、仏具の掃除

●お墓の掃除

●供花やお供え

 果物・菓子などの他、精進料理をお供えする
 ・春は牡丹の花にちなんで牡丹餅。
 ・秋は萩の花にちなんでおはぎ。