・座ってから動作するのが基本
和室では、立ったまま動作したり、立ったり座ったりの繰り返しはなるべく避けるもの。低い姿勢と静かな所作を心がけます。これは、相手を見下差ないようにする配慮でもあるのです。

・下座に座ったままであいさつをする
部屋に通されてすぐに座布団に座ってはいけません。入り口近くの下座に座り、荷物を自分の脇において待ちましょう。相手が来たら、姿勢を正してあいさつをします。和室でのあいさつの仕方は、指をそろえて両手の平を畳につけ、腰を折ってゆっくりお辞儀をします。背中は丸めないよう注意しましょう。「お忙しい中お時間をいただきましてありがとうございます」などと述べます。

・手土産の渡し方
あいさつ後、ふろしきから手土産を出して下に置き、ふろしきを手早くたたんで脇におきます。手土産は正面を相手に向けてひざの前に置いて、両手で押すようにして差し出します。「ほんの気持ちですが」などの言葉を添えるとよいでしょう。

・すすめられてから座布団に座る
座布団をすすめられたら、一気に座らず、ひざからにじりあがるよう、両手のこぶしをつきながら座ります。姿勢をよくし、両手を軽く重ねてももの上に置きましょう。