・お暇を切り出すとき
必ず、訪問した側からおいとまを切り出します。ひととおり用件が進み話がいったん途切れたときや、お茶のおかわりをすすめてくれたときに、「そろそろ」と言ってタイミングを作りましょう。もし引き止められた場合でも、社交辞令と考え、長居は避けるべきです。あいさつは、洋室なら立ち上がり、和室なら座布団を脇にはずしてあいさつをしましょう。

・帰り支度のマナー
玄関先で再度簡単なあいさつをしたら、スリッパを脱いで靴に履き替えます。軽く振り返って中腰になり、スリッパの向きを変えて上がり口の端に置きましょう。ラックが近く似合ってもそこに立てたり、ほかのものが重ねてあっても自分で重ねたりはしません。コートはドアを閉めた後、玄関の外で着ます。しかし相手から「ここでお召しになってください」といわれたら、玄関内で着てもかまいません。

・後日御礼をする
親しい間柄の場合は、帰宅後、電話で無事に着いた報告も兼ねてお礼を言うのもよいでしょう。目上の人へはお礼状を出すとよいです。はがきやカードでもいいでしょう。訪問後2〜3日以内には出すようにしましょう。