急呈
 先日は、私どもの息子信二が、お祖母さまが大事にしていらっしゃる絵に落書きをしてしまい、まことに申し訳ありませんでした。取り返しの付かないことをしてしまいました。しかも信二はその場でお詫びもせずに帰宅してしまったようで、親の責任を痛感しております。
 絵はお祖母さまが大切になされていたもので、とうてい金銭に変えらられるものではないとわかっておりますが、私どもにできますことでしたら、なんなりと償いをさせていただきたく存じます。
 近く、信二とともにお詫びにあがらせていただく所存ではおりますが、まずは取り急ぎ、書中にてお詫び申し上げます。                       
                                                         草々

・お詫びの手紙はくどくどと理由や原因を述べたり、言い訳をしてはいけません。相手に許してもらえるよう、誠意を持って心からお詫びをすることが大切です。書き出しも、あいさつの言葉も省略し、すぐにおわびの言葉を述べます。とにかく、ひたすら謝ることです。
このような事態になりましたことは、まことに弁解の余地もございません。ただただお詫び申し上げるばかりでございます。