相手に品物を差し出すときは、ふろしきや紙袋から品物を取り出し、相手からのしの表書きが読めるように正面をうけて渡しましょう。相手に贈答の目的を伝えるという意味が含まれているのです。

よく、購入したお店で入れてもらった紙袋のまま、取り出さずに相手に差し出す場面を良く見かけますが、これはマナー違反。手提げ袋はふろしきと同じ役目になるので、必ず袋から取り出して渡し、袋は自分で持って帰るのが正式です。ただし、出先で渡す場合は、相手が紙袋で持って帰りたい場合もあります。相手に確認をし、気持ちよく品物を受け取ってもらえるよう臨機応変に対応しましょう。

また、どうしても都合が合わず、郵送で送ることになった場合、前もって相手に通知しておきましょう。電話でもよいですし、手紙で伝えてもよいです。持参することができないお詫びの一言を忘れずに書いてくださいね。

 お歳暮、お中元の場合は、最近では送ることが一般的になっているので、この通知は必要ありませんので注意してください。