日本古来より伝わる、贈り物の習慣。。お祝いごとやお悔やみごと、お歳暮やお中元など、袱紗に包んで持参するのが礼儀にかなっています。
ただ物を贈るだけでなく、包む布ひとつとっても、日本独特の礼儀を重んじるという実に細やかな配慮がなされています。そこに存在するのは、先方の「お気持ち」や「まつりごと」を大切に考え、その物を介して伝えられる送り主の方の温かな気持ちの表れです。
<袱紗(ふくさ)の使い分け >
お祝い事・・・赤色・朱色・エンジ色などを用います。
お悔やみ事・・・緑色・藍(青)色・鼠色などを用います。
尚、紫色はお祝いごととお悔やみ事の両使用(兼用)が出来ます。
男女分けにして、お祝いごととお悔やみごとを兼用する場合もありますが、この場合は女性用にはエンジ色を、男性用には藍(青)を用います。この場合も紫色を兼用色にできます。