コース料理では、ナイフやフォークがずらりと並んでおり、どれを使ってよいか迷う人もいるかもしれません。しかし、どちらも外側から順番に使うだけですので意外と簡単なのです。オーダーした料理に必要のないものは、食事の前に係りの人がはずしてくれますので、間違えることはないでしょう。
食べるときは、椅子に深めに腰をかけましょう。背筋を伸ばし、フォークを左手、ナイフを右手に持ち、やや脇をしめてひじを張らないようにします。
食べ物は、左側から切り分けて食べます。フォークで左側を押さえ、ナイフで一口の大きさに切り、フォークで刺すかすくって口に運びます。最初に全部きっておいて、右手にフォークを持ち替えて食べるのは略式ですので、正式な場ではしないようにしましょう。
食事中の置き方は、4時と8時の位置に置きます。フォークは伏せておき、ナイフの刃は自分の方へ向けて置きましょう。
食べ終わったときはナイフとフォークをそろえて、お皿の真ん中に置きます。ナイフの刃は内側に、フォークは仰向けに置きましょう。フォークの先や柄がナイフからはみ出さないようにするのが正式です。