縄文時代の人口は?

縄文時代とは、日本の旧石器時代に続く、狩猟・採集・漁労で生活し縄文土器をつかっていた時代。はじまりは炭素14法などによる研究から前1万1000年前後とされている。
この時期は地質年代が洪積世から沖積世へうつるころで、世界史的には農耕や牧畜がはじまるなど新石器文化革命の初期にあたっている。

日本各地の遺跡や出土品の数、食糧事情などからコンピューターで割り出した古代人の人口を見ると、
時代地域 早期
(前1万1000〜前5000)
前期
(前5000〜前3000 )
中期
(前3000〜前2000)
後期
(前2000〜前1000)
弥生時代
東北 2,000 19,200 46,700 43,800 33,400
関東 9,700 42,800 95,400 51,600 99,000
北陸 400 4,200 24,600 15,700 20,700
中部 3,000 25,300 71,900 22,000 84,200
東海 2,200 5,000 13,200 7,600 55,300
近畿 300 1,700 2,800 4,400 108,300
中国 400 1,300 1,200 2,400 58,800
四国 200 400 200 2,700 30,100
九州 1,900 5,600 5,300 10,100 105,100
全国 20,100 105,500 261,300 160,300 594,900

縄文時代には60万人にぐっと増えているのは、これは稲作が盛んに行われるようになった為と考えられる。
以後、人口はどんどん増え続け、奈良時代にはおよそ600万人であったと推定されている。

戻る